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【評価・レビュー】EA版モンスターハンター!?ワイルドハーツって結局どうなの?【WILD HEARTS】

EA版モンハンって言われてるワイルドハーツ、どんなゲームなんだろう?

 

そんな方のために、サンブレイクで800時間やりこんでいる筆者が

ワイルドハーツをレビュー。

 

個人的には世界観や爽快なアクションは好きなんですが、

初心者の人に勧めるならモンハンだな、と思ってしまう出来でした。

 

なぜそんな評価なのか?を細かく解説していきます。

また、モンハンと比べてどうなのかも解説しますよ!

 

是非参考にしてみてくださいね。

 

ワイルドハーツってどんなゲーム?

 

まずはじめに、ワイルドハーツがどんなゲームなのかと申しますと

「ライズよりも和風に振り切ったモンハン」といった感じ。

 

ただ、個人的な結論としては

「世界観や設定などモンハンライズよりも和風狩りゲーとして

良いポイントもあるが、ゲームシステムでモンハンライズに負けている」

と感じました。

 

え?じゃあモンハンライズの方が総合的に良いってコト?

 

そうなりますね・・・

 

個人的にはかなり好きなゲームですが、

おすすめするならモンハンライズですね。

 

なぜそんな評価なのか?

ひとつずつ紹介していきましょう。

 

(かなり否定的なコメントばかり書いていますが、

 ワイルドハーツに愛があってのことなのであしからず…)

 

ライズよりも設定などの細かい部分を和風にした狩りゲー

 

ライズだと和風なのにやれ「ハンター」だの「ギルド」だの

横文字がありましたが、本作は細かい部分まで和風に落とし込んでおり

キャラの喋り方や使う言葉も戦国時代あたりのものを意識したものになっています。

 

また、使える武器もすべて日本を意識したものになっているので

和の雰囲気はモンハンライズよりも上でしたね。

 

また、グラフィックもライズよりリアル寄りなので

没入感も高め。

 

モンハンワールドが好きだった方には刺さる世界観だと感じました。

 

おそらくモンハンワールドを参考にしている

出典:https://www.amazon.co.jp

 

ワイルドハーツ、かなりモンハンワールドと似通った点が多いですね。

 

例えば

 

  • 与えたダメージが数値で表示され、肉質によってダメージ表記の色が違う
  • どこでもすぐキャンプへファストトラベルできる
  • ストーリーモードをオンラインでフレンドと同時進行可能

 

と、上記のようなモンハンワールドで好評だった要素を

かなり取り入れています。

 

これはほんの一部ですが、かなりモンハンワールドっぽいので

恐らく参考にしているのではないでしょうか。

 

ワイルドハーツとモンハンの似ている点

 

さて、ここからはワイルドハーツとモンハンの似ている点を

4つほどピックアップして紹介していきます。

 

ワイルドハーツとモンハンの似ている点

 

それぞれ見ていきましょう。

 

ダウン回数は2回まで可能で、3回ダウンするとクエスト失敗

 

モンハン同様、ダウンは2回まで可能です。

3回ダウンするとクエスト失敗。

 

また、ダウン回数に応じて得られるお金も減ります。

ここはモンハンそのままですね。

 

モンスターの素材で武器や防具を生産できる

 

狩りゲーとして一番のお楽しみである武器や防具の生産。

これはモンスターの素材で生産できます。

 

ただし、モンハンと違いお金を払えば購入できる防具や武器はありません。

 

モンスターの尻尾や角を部位破壊可能

 

モンハン同様、ワイルドハーツもモンスターの部位破壊が可能です。

 

尻尾や角などが破壊出来ますが、序盤のモンスターは耐久値が低いのか

複数部位(尻尾と角)を破壊して切り落とすのはかなり難しいです。

 

モンハンだとかなり簡単に出来るので、この点はモンハンの方が上でしょうか。

 

「つくも」というアイルー的なオトモがいる

 

モンハンのアイルーのようなオトモモンスターである「つくも」が登場します。

 

敵の注意を引きつけてくれたり、近くにいると回復する煙を焚いてくれたりと

ほぼモンハンワールドのアイルーと同じことをしてくれます。

 

自分が攻撃を受けた際、高確率で敵を惹きつけてくれるので

かなり有能なオトモです。

 

また、本作の目玉である「からくり」を出すのに必要な糸を

補給してくれます。

 

ワイルドハーツとモンハンの違っている点

 

ここからは、ワイルドハーツとモンハンの違うポイントを

5つピックアップ。

 

ワイルドハーツとモンハンの違っている点

 

これもひとつずつ見ていきましょう。

 

サブキャンプやジップラインを自由に設置でき、武器防具をキャンプで製作可能

 

モンハンではサブキャンプが固定だったり、大翔蟲の高速移動も

ポイントが決まっていますが、ワイルドハーツではこの2つをどこでも

設置することができます。

 

ただ、効率的な配置をするためにはマップを深く知る必要があるので、

個人的には固定の方が好みですね。

 

また、モンハンと違い武器や防具を狩りのフィールド上で制作可能

フリーハントで狩猟し、すぐに制作するなんてことも出来ますよ。

 

これはかなり良かったですね。

 

ただしこればかりしていると武器や防具を作ってくれるNPCが

空気になる点はイマイチ。

 

ジップラインがあるものの、細かい移動が面倒

 

前述したとおりサブキャンプやジップラインで高速移動が可能ですが、

獣を追うターンなどで移動する際、走って移動するのが地味に長くて面倒。

 

後述していますが、敵の移動が多くて距離が長いんですよね。

ライズで登場したガルクのような高速移動ができるオトモがめっちゃ欲しくなります。

 

敵モンスターの大きさが全体的にモンハンより大きい

 

モンハンとワイルドハーツの決定的な違いのひとつが

「敵モンスターの大きさ」でしょう。

 

モンハンは超大型以外はそこまで大きくない個体が多いですが、

ワイルドハーツは序盤からちょっとした丘くらいの大きさがある

巨大なモンスターと戦います。

 

これのせいで、近接武器だとちょくちょく自キャラが埋まって見えなくなります。

 

大きさはよいとして、もう少しカメラの工夫が欲しいところ。

 

剥ぎ取りがないので便利(ただし尻尾などは剥ぎ取る必要アリ)

 

ワイルドハーツはモンハンと違い、狩猟後の剥ぎ取りがありません。

トドメをさすと自動的に素材が入手できます。

 

ただし、尻尾や角などを部位破壊して切り落とした場合は

剥ぎ取らないと入手できません。

 

敵が弱ると別の場所へ移動するが、移動が多く長い距離を移動する

 

モンハンでも敵が弱ってくると別の場所に移動するのですが、

モンハンと違い隣のエリアではなく2つ先のエリアへ移動します。

 

効率よくダメージを与えていると正確に測ったわけではありませんが、

狩りの時間より移動時間の方が長く感じます。

 

さらに、どのモンスターも必ず2回は移動します。

 

モンハンでも、もたついていると2回くらいは移動しますが、

ダメージを効率よく与えていれば1回くらいの移動に抑えられる

ことを考えると工夫できないのがストレス。

 

 

…モンハンと違う点と言いながら、不満ばかり書いてしまいました。

 

このゲーム好きなんですが、モンハンと比べると

詰めが甘い箇所がめちゃくちゃ多いんですよね…

 

そんなことばっかり言うのもどうかと思うので、

次はこのゲームの良かったと感じたポイントを

紹介しましょう。

 

ワイルドハーツをプレイして良かったと感じたポイント

 

ここからは、ワイルドハーツを実際にプレイして感じた

ポイントを紹介していきます。

 

まずは良かったと感じたポイントから。

 

プレイして良かったと感じたポイント

 

世界観やキャラクターの造形が美しい

 

ワイルドハーツの舞台である東(あずま)の国や拠点である湊(みなと)など、

和と自然が上手く調和した世界観は見事の一言。

 

さらに、敵キャラクターである獣も植物や氷などの自然物と一体化した姿は

美しく、実際に存在するかのようなビジュアルで圧倒されました。

 

もちろん主人公や主人公を支えるキャラクター達も魅力的。

 

前述した話し言葉や書物の表現が中世日本を参考にしており

プレイした際の没入感は非常に高かったですね。

 

キャラクリが非常に細かい

 

先ほどの項目と一部被りますが、プレイヤーキャラのクリエイトは

細かく設定でき、好みのキャラクターを自在に作ることができます。

 

日本人風の若者から、洋風の老人までキャラクリの幅がめちゃくちゃ広いので

こだわりのキャラが作りやすいですね。

 

モチロン性別も選べます。

 

さすが仁王を作っただけあるなと感じましたし、

実際自分もキャラクリに1時間くらいかかりました。

 

からくりを用いたアクションが楽しい

 

からくりを用いたアクションが爽快かつド迫力なので、

遊んでいて「楽しい!」と感じやすいですね。

 

また、敵に与えるダメージもからくりを用いたアクションの方が高いので

バリバリ使いたいと思わせてくれるのも良かったです。

 

ただ、慣れてくるとからくり周りの管理が結構大変で

手軽にバンバン使えるものではなく、最終的にはイマイチ。

 

改めてライズ&サンブレイクのアクションの完成度の高さを思い知りました。

 

ワイルドハーツをプレイしてイマイチだと感じたポイント

 

ここまで見て頂いている方は一番見たい

カテゴリかもしれませんね。笑

 

ここからはこのゲームのイマイチな点を紹介します。

かなり膨大にありますが、5つにまとめました。

 

プレイしていてイマイチだと感じたポイント

 

ソフト代が高い

 

このゲーム、9,700円と非常に高額なんです。

 

PS5版であればAmazonで8,254円(税)で購入できますが、

Steam版だと問答無用で9,300円。

 

じゃあこれだけの金額に見合うボリュームなのか?というと

正直見合わないと思います。

 

6,000~7,000円が適正価格ではないでしょうか。

 

そもそも、「モンハンが6,000~7,000円なのに劣化版がなぜこんなに高いんだ?」

というのがホンネ。

 

気になっている方は、中古を購入するかセールで購入した方が絶対良いです。

 

もしくは、最近値下げしたサンブレイクの方が十二分に楽しめると思います。

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からくりまわりのシステムがイマイチ

 

このゲームのキモである「からくり」ですが、

これのせいでゲームのテンポが悪くなっています。

 

その要因の一つが設置できるからくりに糸を消費している点。

 

糸の消費自体には不満はないのですが、ライズの翔蟲と違い

所持数に制限があるので、からくりを出しまくっていると

糸切れでからくりが出せません。

 

さらに特定のからくりを出さないと防げない攻撃を出してくる

モンスターがいるので、これが怖くて気軽にからくりを

出せなくなってしまいます。

 

またオトモモンスターであるつくもが糸を補充してくれるのですが、

つくもが今いる場所に糸を出すので回収しにいかないといけません。

しかもどこに出しているのか非常に見にくい。

 

うーん、ストレス!

 

場所によってはからくりが出せないエリアも存在する!?

 

また、場所によってはからくりが出せない場所もあります。

(段差があったり、オブジェクトと重なって出せないなど)

 

これが致命的で、からくりを使った無敵行動をとっさに出そうと思っても

出せなくて死ぬ、なんてことがよく起こります。

 

「じゃあからくりを使わずに戦えばいいのでは?」

 

と思うかもしれませんが、からくりを使うアクション前提の

調整なので難易度がバカ高くなります。

 

からくりに近づくと問答無用でアクションが出てしまう

 

また、からくりに近づくと直前にどんな動作をしていようが

問答無用でからくりアクションが出るのも致命的。

 

近づくと火を纏った強力な攻撃ができる

かがり火のようなからくりを例に挙げてみましょう。

 

これに近づくと回避モーションを取っていたとしても

問答無用で火を纏った攻撃が出てしまいます。

 

しかも回避でキャンセルできません。

これで数回死にました。笑

 

これ、マルチだと自キャラが建てたからくりだけでなく

他プレイヤーが建てたからくりも問答無用で発動するようで、

からくりを建てまくるとマルチでは迷惑行動になってしまいます。

 

一応からくりを撤去出来ますが、からくりを出す

メニューからしか撤去できません。

 

暴発して逆にからくりを出してしまう恐れがあります。

 

せっかくの目玉アクションなのに、

なぜこのような不親切仕様にしたのかよく分かりません。

 

PC版の出来を見るに、納期が足りていなかったのかもしれませんが

ユーザーはそんなの知ったこっちゃありません。

 

この仕様のおかげで、サンブレイクがいかに狩りゲーとしても、

アクションゲーとしても完成度が高いかを思い知らされました。

 

敵モンスターの動きが俊敏なのにプレイヤーはもっさり

 

ゴッドイーターでもあった

「敵モンスターが俊敏なのにプレイヤーはもっさり」問題が

本作でも発生しています。

 

序盤に戦うモンスターはまだ対等な動きをしますが、

次のステージから登場するモンスターはこちらより明らかに俊敏。

 

からくりと回避を上手く使えば立ち回れますが、求めてくる動きが

ダークソウル系のそれになってしまっているのです。

 

また、隙も少なく強引に攻めないとかなり時間が掛かります。

 

からくり管理とこれのおかげでプレイしているとかなり疲れますね。。。

 

ゲーム内で武器のコンボをすべて教えてくれない

 

モンハンワールドを参考にし過ぎたせいか、

ワールドの悪い部分も参考にしてしまったようです。

 

ゲーム中で使う武器のコンボの派生をすべて教えてくれません。

 

しかも、コンボを知りたいなら敵モンスターの形をしたからくりに

アクセスし、鍛錬をしないと教えてくれません。

 

また、特に導線もないので大体の人はスルーしてしまうでしょう。

 

さらに、狩猟中に閃いた演出をしたいがためにメインクエスト消化中、

突然画面にボタン表示が現れ、表示通りに押せば新しいからくり技を覚える

という演出があります。

 

一見かっこよさそうですが、こちらは初めてのモンスター狩猟中で

余裕がありません。

 

しかも説明なしで突然出てくるので、なんのことだかさっぱり分かりません。

 

さらにこの演出、成功すると説明文が出てくるのですが

一時停止することなく流れるためじっくり読めません。

理解できないままゲームが進行します。

 

オンラインプレイでTIPSが流れてしまうならまだ分かりますが、

ソロプレイで一時停止が出来ないのはいかがなものでしょうか。

 

ちなみに、モンハンワールドやライズで出現する説明文はすべて一時停止します。

なぜ参考にしなかったのか…

 

【PC版限定】最適化が不十分&音バグが高確率で発生する

 

これはPC版限定ですが、最適化が不十分なせいで

プレイ中はガックガクですし、ロードは激遅

 

グラフィックを落としても60fpsしか出ないので

プレイ中はストレスしか溜まりません。

 

また、戦闘が長引くとSEや自キャラのボイス、

敵モンスターのボイスが消えます。

 

さらに、これは自分だけだと思いますがカットシーンが倍速で流れ

訳が分からないまま先に進むというバグにも遭遇しました。

 

もしワイルドハーツをプレイするのであれば、PS5版がおすすめです。

もしくは、上位互換であるサンブレイクをプレイしましょう。

 

総評:リリース時期がライズより早ければもっといい評価だったかも

 

PS5版では発生していない最適化不足からくる不具合を除けば、

狩りゲーとしてそこそこの評価だと思います。

 

個人的にもかなり好きなゲームになりました。

 

ただ、ライズとサンブレイクというワイルドハーツの

完全上位互換が存在している関係上、狩りゲー初心者の人に

勧めるなら間違いなくサンブレイクをオススメします。

 

リリース時期がライズより前であれば違う評価になったかもしれませんね。

 

もし可能であれば、アップデートで環境をガラッと変えて欲しいところ

ではありますが、狩りゲーやソウルライクをプレイした人前提の難易度や

説明のなさは正直致命的だと思います。

 

動作の安定性だけのアップデートだけなら間違いなくモンハンに食われるでしょう。

 

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