こんにちは。ゴローです。
今回は僕が読んだ本の中で、
ぜひ現役会社員の方（特に20代の方）に紹介したい！！
と強く感じた一冊を紹介します。
紹介する本のタイトルは「金持ち父さん貧乏父さん」です。
この本を読めば、人生観が変わります。いや、マジで。
本の内容は、一貫してお金にまつわること
（資産や負債の考え方やお金を”働かせる”といった考え方）
なのですが、学校では教えてくれない知識や考え方が満載でした。
この本の内容で特に、皆さんにお伝えしたい内容はこの2点です。
- 感情で動くのではなく、頭を使って、何が必要なのかを見極めよう！
- 必要な知識を蓄え、失敗を糧に成長することが人生において非常に大切！
では早速内容をご紹介します。
恐怖や欲望で動くのではなく、頭で考えて動こう
皆さんが身を粉にして働いている理由はもちろん、
「お金が欲しい」
という欲望がほとんどだと思います。
ですが、この「お金が欲しい」という欲望は
「お金がないと生活できない」という恐怖の感情
から来ていることがほとんどではないでしょうか？
この恐怖と欲望は、よく人間を不幸にします。
映画やアニメなどでもよくある話ですよね。
恐怖心からいけないことに手を出したり、欲望を抑えられずに悪者になったり。
ただ、恐怖と欲望で不幸にしている人間は映画の登場人物だけではありません。
私たちもこの恐怖と欲望という2つの感情のせいで、
不幸になっているのです。
恐怖と欲望を制するものが人生を制する
ここで伝えたいことは、
恐怖や欲望に負けて思考停止するのではなく、
自らで何が必要か考え行動することが大切
ということです。詳しく解説していきましょう。
ここで言う恐怖というのは、「お金がない」ことへの恐怖で、
欲望というのは「お金が欲しい」ことへの欲望です。
「お金がない」という恐怖や、「お金が欲しい」という欲望は
人間にあってしかるべきです。
しかし、この恐怖や欲望だけで知識もなく動いてしまうととても危険です。
自分にはなぜお金がないのか？このことを考えずに動いてしまうため、
すべからく「お金のために働く奴隷」に成り下がってしまうことでしょう。
かつての僕自身もそうでした。
しかし、今から紹介する「金持ち父さん貧乏父さん」、この本が
その考えではダメだ！
と教えてくれたのです。
いいかい、私たちは結局のところみんな誰かのために働いている従業員なんだ。
ただ、会社の中での役割が違うだけで大差はない。
君たちには罠を避けるチャンスをつかんで欲しいんだ。
恐怖と欲望という二つの感情によって仕掛けられた罠をね。
自分の損になるのではなく、得になるように感情を利用するんだ。
引用元：改訂版 金持ち父さん貧乏父さん
「第一の教え 金持ちはお金のためには働かない」
では、この２つの感情を損になるようにではなく、得になるように
利用するにはどうすればいいのか？
そのためには、
- 自分の本当にやりたいことを再確認する
- やりたいことをやるには何が必要なのか考える
- そのための知識を身につけ、行動する
この３つのことが必要だとこの本では強く書かれていて、分かりやすく説明してくれます。
「金持ち父さん貧乏父さん」では投資や損益計算書に例えて説明していますが、
これはお金だけでなく、色々なことに応用が利くのではないでしょうか。
失敗することは恥ずかしいことではなく、成功するために必要なこと
日本では
「失敗することは恥ずかしいこと、失敗をせず成功することが一番良いことだ」
こういった考えの方が多いのではと個人的に思います。
でも、考えてみてください。
成功している人は今まで失敗を一切しなかったのでしょうか？
そうではありません。
人よりもたくさん失敗を経験して、その経験から失敗しない方法を見つけたからこそ
成功している人になっているのです。
「金持ち父さん貧乏父さん」の中でも、著者はこのように語っています。
私の個人的経験から言うと、多くの場合、勝利は敗北のあとにやってくるように思う。
たとえば、私が自転車に乗れるようになるまでは何度もころばねばならなかった。
また、ボールを1個もなくしたことのないゴルファーにお目にかかったこともないし、
失恋の経験がなくて大恋愛を実らせたという人にもお目にかかったことがない。
そして、前にも言ったように、一度も損をせずにお金持ちになったという人にも
お目にかかったことがない。
たいていの場合、人が金銭的な成功を手に入れられない最大の原因は、
金持ちになる喜びよりも損をする苦しみのほうを考えているからだ。
引用元：改訂版 金持ち父さん貧乏父さん
「実践その一 まず五つの障害を乗り越えよう」
中には天才的なセンスを持っている人がいて、
失敗を一度も経験したことがない！
そんな人もいるかもしれません。
でも、そんな人が一度「失敗」するとどうなるでしょうか。
一度の「失敗」で自分を見失い、病んでしまうでしょう。
「失敗」しないことが強みだったので、
その強みが一度の「失敗」でなくなってしまったからです。
また失敗したことがないので、「失敗」に対する免疫力は限りなく低いでしょう。
結局のところ、失敗しないことは「損をしている」と僕は思います。
「失敗」することは恥ずかしいことではなく、とても重要なことなのです。
「金持ち父さん貧乏父さん」でも、失敗から学ぶことが大切だと書いてあります。
金持ち父さんは、失敗をしても、それが自分をより強く、より賢くしてくれることを
知っていたのだ。だからと言って、金持ち父さんは失敗を望んでいたわけではない。
ただ、自分がどんな人間か、損失に対しどのような態度をとることが出来るかを知っていたのだ。
たとえ負けたとしてもそれを受け入れ、勝利に変えるのが彼のやり方だった。
これこそが、金持ち父さんとほかの人とのあいだの勝敗を分けた鍵だ。
このやり方を知っていたから、ほかの人が尻込みしてしまうところでも前に進むだけの
勇気を持てたのだ。
引用元：改訂版 金持ち父さん貧乏父さん
「実践その一 まず五つの障害を乗り越えよう」
「金持ち父さん貧乏父さん」ってどんな本？
お金のことを勉強している方なら誰でも知っている結構有名な本ですが、
刊行してから20年以上経った今もなお絶大な人気を誇っています。
『金持ち父さん 貧乏父さん』は全世界で51カ国語に翻訳され、109カ国で紹介されている。『金持ち父さん』シリーズは、日本で累計300万部、全世界では累計2800万部を突破した。(2008年11月現在)多くの経営者、ビジネスマンからの評価も高く、若い内に読んでおいた方が良い書籍として推薦されている。
このように、ベストセラー本であり、「若い内に読んでおいた方が良い書籍」です。
「若い内に読んでおいた方が良い」、これは僕も思いました。
読み終わった後の最初の感想が「もっと早くに読んでおけば…」でした。
難しい内容の本ではありますが、10代の方にもオススメしたい本です。
20代の方ならばマストバイ、これは間違いありません。
「終身雇用」という神話が崩れ去った今だからこそ読んで欲しい一冊
今の時代は、企業に勤めていたとしても、辛い生活を強いられる時代になっています。
トヨタの社長や経団連の会長も下のように述べています。
豊田社長は「今の日本をみていると、雇用をずっと続けている企業へのインセンティブがあまりない」と指摘した。経団連の中西宏明会長も「企業からみると（従業員を）一生雇い続ける保証書を持っているわけではない」と話し、雇用慣行の見直しを唱えている。
コロナショックでこの問題が顕著になってきたのではと強く感じています。
つまり、会社に属してただ働くだけでは生きていけない時代が到来しているのです。
このような時代を乗り越えるためにも、
「金持ち父さん貧乏父さん」はとてもオススメです。
自らの力で生きていくためのバイブルとして、本書はとても役に立つからです。
実際、僕もこれを読んで人生の選択肢が広がり、行動することが出来ています。
まだ成果が上がってくる段階までは来ていませんが、
この本を読まなければそもそも行動しなかったと思います。
このように、「自分自身の人生の選択肢を広げる」という意味では、
本書は最適な本だと断言できます。
また、お金の知識も少しですが身に付きますし、とても為になるのでオススメです。
[itemlink post_id="145"]まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここで紹介した「恐怖や欲望に負けず、頭を働かせる」こと、「失敗することを恐れない」ことは
お金を稼ぐこと以外でも役に立つことです。
例えば勉強でも同じことが言えます。
「テストで点を取りたいという欲望、問題を間違えたくないという恐怖」だけで勉強するのではなく、
「頭を働かせて」なぜ点を取れないのか、どの問題のどの部分を理解できていないのかを分析し、
あらかじめ模擬試験や過去問などで「失敗を経験し」トライアンドエラーを繰り返せば
おのずとテストの点数は上がってくると思います。
ここで紹介した内容はこの「金持ち父さん貧乏父さん」の内容のごくごく一部です。
お金についての知識や、お金を制御するための考え方などがたくさん含まれていて、
貴方の人生のプラスになること間違いなしの一冊です。
ご興味がある方は、ぜひ購入を検討してみてくださいね！
