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20代社畜がパワハラを受けて適応障害になった話

みなさんこんにちは。

ゴローです。

今回は、僕がパワハラを受けて適応障害になってしまった体験を書いていこうと思います。

この記事での主な内容は

  • パワハラを受けた経緯とパワハラの内容
  • 適応障害になって大変だったこと
  • 精神疾患にならないために

の3点です。

最後までお読みいただけると幸いです。

パワハラを受けた経緯

パワハラを受けたのは入社して2年ほどたった時でした。

その時、僕は開発部に所属していました。

まだ入社して2年の新人でしたので、先輩の下について仕事を教わらないといけなかった

のですが、当時僕を担当した先輩が新人潰しで有名の人でした。

僕がその先輩につく前、同期がその先輩と組んでいたのですが、3か月ほどでメンタル不調をきたし、

配置を変えた結果、僕に白羽の矢が立ちました。

なぜ白羽の矢が? その理由は、その先輩と仲が良くしていたことでした。

いじめられないよう、うわべだけ仲良くなっていただけだったのですが、これがいけませんでした。

パワハラの内容

パワハラの内容ですが、とにかく陰湿でした。

内容は主に下記の4点です。

  • パワハラを行う相手に聞こえるよう、悪口や皮肉を言う
  • 仕事を丸投げし、まったくフォローしない
  • 他の課員にミスした事や悪口を言いふらし、相手を助けづらい環境にする
  • 一部の管理職を味方につけていた

もう最悪ですよね。これでメンタルが折れないわけがありません。

とにかく悪者に仕立て上げ、孤立させる。その道のプロと名乗っても問題ないレベルです。

ちなみに、パワハラのトリガー(きっかけ)は、自分の気に入らないミスをしたからです。

気に入らないなら一人で勝手に働いてろよ、と心底思います。(笑)

適応障害になってから

適応障害と診断され、1か月休職しましたが、まったく治っていないまま復職しました。

精神的な疾患は治癒するのにかなりの時間を必要とするからです。

仲が良かった人事部の役員さんに気を利かせてもらい、開発部から総務部へ異動し

仕事の負担を減らして2年ほどでやっと適応障害が治りました。

今思えば、とにかく大変でした。

適応障害になって大変だったこと

適応障害になって特に大変だったのが

  • 人と接するのが怖い
  • やる気が出ない
  • ネガティブに物事を考えてしまう

この3つでした。

人と接するのが怖い

パワハラが原因ですので致し方ない面もあるのですが、当時は会社の人と接するのが

めちゃくちゃ怖かったです。

元々受け持っていた開発部での仕事をほっぽり出してただでは済まない、そう考えていましたので

通りすがりの人でも「自分の悪口を言っているのではないか」、「軽蔑されているのでは」という

考えばかりに支配されてとにかく人が怖くなりました。

また、なるべく元の部署の近くに行くことがないように配慮して貰ってはいましたが、

接触をゼロにすることは不可能です。たまにバッタリ会うこともありました。

向こうから何か言われるということはなかったのですが、会うだけでめちゃくちゃしんどかったです。

そんなこんなで会社に行くのが本当に辛く、欠勤することもしばしばでした。

やる気が出ない

メンタルが弱くなると、負のスパイラルにはまりがちになります。

  1. 自信を持って行動出来なくなり、どうすればいいのか分からなくなる
  2. 分からないまま行動してしまうため、ミスが多発する
  3. 結局ミスをしてしまい、自分を責める(1に戻る)

この繰り返しにはまり、何もしたくなくなります。

また僕の場合はこれに加えて

人と接するのが怖くなり、ダメージを受けるのを恐れていましたので、

人と何かするのも怖くなってしまい、そもそも何もしたくなくなりました。

ネガティブに物事を考えてしまう

メンタルが弱り切ってしまうと、中々ポジティブに考えることができません。

ネガティブ思考に陥ってしまいます。

こうなってしまうと、必要以上に自分を責めて、

自分の首を絞める行為をやってしまうことが多々あります。

僕もそうでした。

前述したように、会社で通りすがった人も自分を悪く思っているのではないかとずっと考えていました

適応障害を経験してみて

適応障害を経験してみて思ったことは

  • 自分を労る
  • メリハリをつけて仕事をする
  • 思い詰めすぎない

この3点を意識して、自分自身を働きすぎないようにコントロールすることが必要だと感じました。

自分を労る

コロナのおかげでさらに我慢を強いられるようになってしまった世の中で、

自分を労ってあげることはとても重要です。

何をするにしても、自分が動けないことには始まりませんからね。

真面目な方は少々難しいことかもしれませんが、

ミスをしてしまっても、「しょうがなかった」「次がある」と自分を慰めたり、

ゆっくり休む時間を作ったりして自分を労ってあげましょう。

そして、次の仕事に対する士気を高めてやってください。

自分のことを一番良く知っているのは自分自身です。

他人のアドバイスを聞くことももちろん大事ですが、一度立ち止まって

自分自身のことを見つめてみるのも大事なことです。

メリハリをつけて仕事をする

これは「自分を労る」という点と被ってしまっている所もあるのですが、

仕事は自分で何時まで頑張ったら、10分休憩しようとか、この時間まで休憩したら、何時間頑張ろう

といったメリハリを付けることがとても大事です。

集中力を持続させたり、作業効率が上がるなどの効果が得られます。

人間、長時間集中することは不可能です。

調べたところによると、大人が集中していられる時間の限界は90分だそうです。

精神科医であり作家でもある樺沢紫苑さんによると、人間の集中力には「15・45・90分の法則」があるそうです。人が深い集中を持続させられるのは15分程度。子供でも集中力を保てる時間は45分。小学校の授業時間、テレビドラマもCMを除けば45分程度です。そして最後に45分の2倍である90分。この時間は大人が集中していられる時間の限界です。

出典:においマネジメント【その9】人が集中できる時間は最大45分

高専時代、1つの授業が90分だったのですがこれを見てなぜ90分だったのかが今分かりました。(笑)

復職してから、メリハリをつけて仕事をすることを意識すると、

心の負担も少なくなりましたし、作業効率も上がって一石二鳥でした。

ですので、とてもオススメです。

実際に行動してみて、~分集中できた!俺もやればできるじゃん!と

自分をほめてあげることも忘れずに。モチベーションも上がっていいことずくめです。

思い詰めすぎない

メンタル不調を起こしてしまう方は、几帳面な方や真面目な方が陥りやすい傾向が強いようです。

  • ミスを自分のせいにし、自身を責めてしまう
  • ミスに対して敏感になり過ぎてしまい、さらにミスを重ねてしまう

このような傾向がある方は知らず知らずのうちに自身のメンタルを削ってしまい、

メンタル不調になってしまいます。

ですので、ミスに対してただ自分を責めるのではなく、

  • なぜミスをしてしまったのか?
  • どの行動を修正すればミスがなくなるのか?

この点を考える方が有意義です。

ミスというものはやり直しすることが出来ませんが、フォローすることは可能です。

「ミスをしてしまった、自分はダメな人間だ…」

いえ、そんなことはありません。ミスは誰だってするものです。

色々な方が生活されていますが、ノーミスで生きてこられた方はゼロでしょう。

むしろ、ミスがあったからこそ成功された方がたくさんいるはずです。

かの有名なトーマス・エジソンもこのような言葉を遺しています。

私は決して失望などしない。なぜなら、どんな失敗も新たな一歩となるからだ。

I am not discouraged, because every wrong attempt discarded is another step forward.

トーマス・エジソン(米国の発明家、起業家 / 1847~1931)

同じミスを何度もしてしまう方がよっぽどダメ人間です。

ですので、ミスをしても気を落とさず、次に自分が出来ることを考えてみてください。

まとめ

近年では5人に1人がメンタル不調に陥るほど、精神疾患というのは身近な病気です。

また、治りにくく、最悪の場合働けなくなってしまうこともあり得ます。

僕自身も適応障害を経験しましたが、決して楽な病気ではなく、死んだ方が楽だと

何度も考えてしまうほどでした。

また、メンタルが不調をきたしたからと言って、会社が守ってくれるかというとそうではありません。

傷病手当金などの制度もあるにはありますが、制度自体がない会社も存在します。

コロナ同様、自分の身を守るのは自分自身です。

最近眠れなくなったと感じたり、以前と比べて行動することが億劫になってしまった方は

産業医や家族、信頼できる同僚や上司に相談してみてください。

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