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- マーベルスパイダーマン（Marbel's Spider-man）ってどんなゲームなの？
- スパイダーマンをまったく知らないんだけど遊んで大丈夫？
- 遊ぶ前に評価や内容が知りたい！
という疑問をお持ちの方に向けて、
今回はPS4版のマーベルスパイダーマン（Marbel's Spider-man）をレビューしていきます。
結論から申し上げますと、
ポイント
アクションが軽快で移動するだけで楽しく、ストーリーも
一本の良質な映画を観たような満足感が得られる超オススメゲーム
でした。
なぜそのような評価なのか？をネタバレなしで解説していきます。
どうぞご覧ください。
マーベルスパイダーマンって何？
ゲーム内容を解説する前にまず、スパイダーマンとは何なのかを紹介していきます。
スパイダーマンとは、ピーターパーカーという勉強はできるけど
その他はからっきしな少年が遺伝子操作されたクモに噛まれ、
超人的な力や壁にくっつく能力を手に入れた姿。
メモ
作品によってクモの設定や手に入れる力が微妙に変化します。
またスパイダーマンは派生作品が山のようにある人気作品でもあります。
そして今回紹介するマーベルスパイダーマンもその派生作品の一つ。
他の作品とは一味違ったスパイダーマンが楽しめます。
その一味違った点というのが、スパイダーマンがベテランなこと。
今作で登場するスパイダーマンは、活動を始めてから8年が経過している設定。
スイングや戦闘も洗練されており、ベテランらしさが見てわかります。
ポイント
ベテランスパイダーマンらしさは人間関係にも表れています。
ニューヨーク市警の刑事と良好な関係を築いていたり、
ヴィラン（悪役）たちをまさかの本名で呼んでいたりなんてことも。
ちなみに、恋人であるMJには既にピーターパーカー＝スパイダーマンであると知られていますが、メイ叔母さんにはバレていない様子。
このように、マーベルスパイダーマンとして新たなストーリーが展開されるので、
スパイダーマン作品は飽きるほど観たというマニアの人も、
スパイダーマンなんて一ミリも知らない初心者の人まで楽しめる作品になっています。
マーベルスパイダーマンのストーリーレビュー（評価）
ここからはマーベルスパイダーマンのストーリーについてレビュー（評価）していきます。
高評価なポイントは以下の通り。
それぞれ解説していきます。
ベテランになっても悩みの種は尽きない！スパイダーマンらしさは健在
スパイダーマンといえばウェブ（クモの糸）を用いたスイングやパルクールですが、
個人的に外せないのが等身大の人間として悩みまくるところ。
スパイダーマンは「超人的な力を持った一般人（ピーターパーカー）」。
派生作品でも遅刻癖があったり、家賃が払えなかったりとダメ人間としてよく描かれます。
それじゃあマーベルスパイダーマンはどうなのか？
安心してください、ダメ人間です。笑
スパイダーマンとしてはベテランですが、ピーターパーカーとしては
何も変わっていません。
元恋人のMJと別れて半年経っても未練タラタラだったり、
家賃を払えず滞納していたり。
スパイダーマンを全く知らない人からすると
「大丈夫なのかこのヒーロー・・・」と思われるかもですが、
スパイダーマンファンはこのだらしなさに安心します。
スパイダーマンといえばやはり、
超人的な力を持った一般人が悩みまくって成長する物語。
ベテランであるという前情報から「完璧超人になっているのでは？」と心配しましたが、
しっかりダメ人間していますし、ベテランであるからこその悩みがあったりと
スパイダーマンとしての基本を押さえている作品でした。
人気ヴィランが勢ぞろい！
スパイダーマンといえばヴィラン達も高い人気を誇っています。
映画でも登場したヴァルチャーやショッカー、エレクトロ、ライノなどなど。
登場するヴィラン達とは過去に戦っているという設定なので、
過去の戦闘について戦いながらお互いが語るシーンは必見。
もちろん登場するヴィラン達とは実際に戦うことも可能です。
エレクトロとの空中戦は中々楽しいものでした。
さらに、過去に戦ったヴィラン達との戦闘をスパイダーマンが説明する
コメンタリーなんかも聞くことができるので、
プレイするだけでもスパイダーマンの知識が広がります。
人気キャラクターも登場！
そして我らがデイリービューグルの編集長、ジェイムソンも出てきます。
今作では「ファクト・ニュース」というラジオのメインパーソナリティーを務めており
スイング中にジェイムソン節を聴くことも可能。
ご尊顔は拝めませんが、かなり主張の激しいラジオが流れるので
ほぼスパイダーマンと共演しっぱなしと言っても過言ではないでしょう。
テンポよく、それでいて丁寧に展開するストーリー
キャラゲーですので、スパイダーマンを思いのまま動かせるのが第一ですが
マーベルスパイダーマンではストーリーにも力を入れており、まるで映画。
誰でも楽しめるよう、丁寧にストーリーが展開されていきます。
そんなストーリーのあらすじはこちら。
ニューヨークを拠点に活動していたヴィラン（スーパーパワーをもった凶悪犯）「キングピン」ことフィスクが逮捕された。
長年、自らの私生活を犠牲にスパイダーマンとしてヒーロー活動を続けてきたピーター・パーカーは、街が平和を取り戻したこの機会に、一人の青年として平凡な生活に戻ることを望む。しかし平穏は長くは続かなかった。ニューヨーク市民から信頼されていた慈善活動家、マーティン・リーが、突如として「ミスター・ネガティブ」を名乗り、ギャング集団「インナー・デーモン」を率いて街を襲い始めたのだ。
ピーターは、愛する人々を守るために凶悪な敵に立ち向かうことを決意する。しかし、敵はミスター・ネガティブだけではない。スパイダーマンに恨みを持つショッカー、エレクトロ、ライノ、バルチャー、スコーピオンら数々のヴィランがピーターの前に立ち塞がる。
果たしてピーターは強敵たちを退け、ニューヨークの街を守ることができるのか───。
ベテランスパイダーマンならではの展開として、
ポイント
普通なら終盤に戦うキャラが序盤に出てくる
といった、映画とは一味違った展開が楽しめます。
これ以外にも一味違う展開が沢山起こりますが、
どれもスパイダーマン作品なら起こりうるなというモノばかり。
製作スタッフのスパイダーマン愛が大いに感じられる作品でした。
制作陣のスパイディ愛が凄い
マーベルスパイダーマンでのピーターパーカーとスパイダーマンのキャラクター像は
コミックスにとても近く、再現度がハンパじゃありませんでした。
特にムービー中のスパイダーマンの動きも凄いんですよ。
映画で見るようなクオリティのアクションを
普通のムービーシーンでもバンバン披露してくれます。
操作パートだけでなくムービーパートのアクションにも注目！
ポイント
さらに映画では描き切れない、細かい人物描写も丁寧に描かれていて
感情移入もしやすい作りになっているのもグッド。
こだわりぬいた作品であることが伺えました。
そんな制作陣の熱意がこの制作秘話トレーラーでも垣間見えます。
ストーリーの低評価ポイントは？
ストーリーについての低評価ポイントですが、特にありません。
とても完成度の高いストーリーでした。
しいて言えば、追加DLCの敵味方の関係性が少々分かりにくい部分があったな程度でしょうか。
スパイダーマンに登場する有名なキャラは軒並み登場しますが、
みんな魅力的に描かれておりストーリーも分かりやすいため、
序盤から終盤までずっと楽しむことが出来ました。
ファンの方も、スパイダーマンを全く知らない方でも楽しめると断言できます。
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マーベルスパイダーマンのゲームシステムレビュー（評価）
ここからはマーベルスパイダーマンのゲームシステムについてレビューしていきます。
アクションに関しては素晴らしいのですが、戦闘やクエスト面については
単調になりがちな調整となっていたのが残念なポイントでした。
難易度については5つの難易度から選択可能で、アクションが苦手でも楽しめる
イージーモードもしっかり搭載されていますのでご安心ください。
それではまず高評価ポイントから見ていきましょう。
ゲームシステムの高評価ポイント
アクションはスパイダーマンそのもの！
このゲームの凄いところはとにかくこだわりが凝縮されているところ。
それはアクション面でも垣間見えます。
例えば、通常の移動で行うスイング。
空に向かってウェブを放っているのではなく、
しっかり建物にウェブを放ってスイングします。
メモ
過去のスパイダーマンのゲームでは空にウェブを放っていました。
壁走りはもちろん、街角で90度方向転換するときもウェブを起用に使って行うなど
どこを切り取ってみても、ちゃんとスパイダーマンしているのが素晴らしい。
また、このスイングがめちゃくちゃ楽しいんですよ。
スイングしたいなぁ…スパイダーマン起動するか！なんてこともしばしば。
ポイント
しかも操作がめちゃくちゃ簡単。
R2ボタンとスティックだけで動かせちゃいます。
さらにゲームプレイ中の移動はスイングだけではありません。
ファストトラベルも搭載されています。
でも、ファストトラベルを使うよりスイングしたいと思ってしまうのがこのゲームの怖いところ。
参考
ちなみに、ファストトラベルは地下鉄で移動しているという設定。
ファストトラベル中はスパイダーマンが地下鉄に乗っているムービーが流れます。
ノリのいいニューヨーク市民とのひと時が垣間見えるので必見です。
映画版スパイダーマンのコスチュームを装備可能！
ゲーム中、スパイダーマンのコスチュームを変更できます。
その中には、映画版スパイダーマンのコスチュームも！
サムライミ版やアンドリュー版、トムホ版も搭載されており、
映画ファンにも堪らないゲームに仕上がっています。
ニューヨーク観光ができる！
マーベルスパイダーマンでは、ニューヨークが舞台になっています。
ニューヨーク全土をスイングやファストトラベルで移動することが可能なのですが、
本作ではなんとニューヨークの街並みを完璧に再現。
ポイント
タイムズスクエアやエンパイアステートビル、メトロポリタン美術館にも
スイングひとつで観光が可能。
つまりスパイダーマンの視点からニューヨーク観光ができちゃいます。
このご時世、中々海外にも行けないので、マーベルスパイダーマンで
ニューヨークをスイングしてみるのはいかがでしょうか？
ゲームシステム面での低評価ポイントは？
ストーリーでは低評価ポイントはありませんでしたが、ゲームシステムでは
残念ながら存在します。問題点は以下の通り。
それぞれ見ていきましょう。
ボスよりも雑魚敵の方が強い
なんとこのゲーム、ボスがあまり強くありません。
なぜ強くないのかというと、
ほぼイベント戦だから。
普段とは違う戦闘が楽しめるのでめちゃくちゃ楽しいんです、ボス戦。
ただ雑魚敵の方が苦戦してしまうため、ボスが弱く感じてしまうのです。
また、雑魚敵との戦闘はすべて対複数です。
注意ポイント
ガジェットを駆使したり、空中戦を行わないとタコ殴りにされてしまいます。
そこで次の問題点が浮上してきます。
ある攻撃が強いので、その攻撃しか使わなくなる
先ほど雑魚敵との戦闘ではガジェットを使うか、空中戦を行わないといけないと言いました。
ガジェットには数に限りがあるので、そうやすやすと使えません。
そこでもう一つの戦法、空中戦を使うのですがこれがまあ強い。
参考
敵はスパイダーマンが空中で戦っているときは手出ししてこないので、
逆にこちらがタコ殴りにできます。
敵を打ち上げて空中でコンボを繰り出し、その後叩きつけて他の敵を空中戦に引っ張ってくるという繰り返しで一方的に勝つことが可能です。
一部空中戦が出来ない敵がいますが、そこはガジェットで対処できます。
これのおかげで、雑魚敵との戦闘はかなり単調になっています。
空中戦を縛ることももちろん出来ますが、かなり苦戦します。
ここの調整を何とかして欲しかったですね。
ランドマークに収集要素があるが、どれも似た内容ばかりで飽きる
ニューヨークに存在するランドマークのほとんどを訪れることが出来る本作。
そこに遊びの要素を詰め込んでおり、ミニゲームが遊べます。
例えば過去のピーターが残したバックパックを探したり、
警察署のビル屋上にあるアンテナの周波数を整えたり。
注意ポイント
初めは楽しいのですが、これがかなりの数存在し、更にほぼ似たような内容になっているのでちょっとした苦痛になってしまいます。
ピーターのバックパックについては集めることで昔話が聞けるので
まだモチベは保てますが、他のものはこれといった利点がないのもキツイところ。
メモ
ガジェットの解放に必要なポイントがもらえたりしますが、コンプリートしなくてもガジェットの解放や強化が終わってしまいます。
ほとんどのプレイヤーはこの収集要素を集めきる前に
ゲームクリアをしてしまうのではないでしょうか。
僕は全ての収集要素を集めましたが、しなくても良かったなとプチ後悔しました。
ニューヨーク観光ついでに集めてみるのが精神衛生上いいかもしれません。
総評：ストーリーを追いかけるのならイージーモードでプレイすべし
マーベルスパイダーマンの良いところ、悪いところを長々と語ってきましたが、
スパイダーマンに興味がある、スパイダーマンが好きのどちらかならプレイして損はありません。
注意ポイント
ただし、ストーリーだけを追いたいならイージーモード推奨です。
ノーマルだと雑魚敵にタコ殴りにされて終わることがしょっちゅうありましたし、
スパイダーマンがそこらへんのごろつきにボコボコにされるのは中々ショッキングなので
辞めておいた方が良いでしょう。
アクションパートに若干の物足りなさは感じますが、それを補って余りある
ストーリーが展開されるので、安心してプレイしてみて下さい。
きっと良いスパイダーマン体験ができるはず。
気が向いたら遊んでみて下さいね。
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