ブレスオブザワイルドってどんなゲームなんだろう?
とお悩みの方に向けて、今回はゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドを
レビューを交えて紹介します。
今回のゼルダは一言でいうと「オープンワールドのゼルダ」。
フィールドのどこにでも行ける自由さはさることながら、
攻略の自由さも非常に広く、まさに何をしても自由なゲームなんです。
そんな自由な世界がどんなものなのか、一緒に見ていきましょう!
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドってどんなゲーム?
ブレスオブザワイルドの評価をしっかりお伝えするために、
まずは「ブレスオブザワイルドがどんなゲームなのか?」をご説明します。
ブレスオブザワイルドはこんなゲーム!
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ゼルダシリーズ初!オープンワールドを採用
皆さんはオープンワールドという言葉をご存じでしょうか?
ゲームシステムを指す単語で、ロードを挟まず好きな場所へ
移動できる仮想世界を舞台としたゲームのこと。
オープンワールドと呼ばれるゲームの特徴は大まかですが
以下の3つが言えます。
- ゲーム序盤でその世界の好きな場所へ移動することができる
- ロードなしですべての場所へ移動できる
- プレイヤーキャラに対して、建築物や山や川などの自然が現実的な大きさであること
つまり、序盤で好きな場所へロードを挟まずに移動できて、
建物などのオブジェクトが現実的な大きさであれば
オープンワールドゲームだと言っていいよ、ということ。
今までのゼルダは色々なものがありますが、エリア移動で
ロードが挟まり、序盤では行ける場所が限られていました。
建物なんかのオブジェクトは現実的な大きさのものが多かったですが。
しかし今作「ブレスオブザワイルド」では、
序盤からどこへでも行けますし、ロードもありません。
(祠などの一部ダンジョンへはロードがあります)
つまり、ハイラルの地を自由自在に探検できる!というわけですね。
さらに、目に見える地形は全て実際に赴くことが可能。
これはかなり自由度が高そうだ。
現実で起きることがゲームでも起きる!?
今作ブレスオブザワイルドではなんと!
火に肉を当て続けると焼肉になりますよ!!
え? …いやいや、そんなのフツーでしょ?
確かにそうなんですが、ゲームだとこれはスゴイことなんです。
同じオープンワールドゲームであるマインクラフトで例えてみましょう。
マインクラフト内で火打石を作って適当なブロックに火をつけます。
そこに鶏肉をドロップしたら、焼き鳥になるでしょうか?
これでは焼き鳥にならないですよね。
かまど、もしくは燻製器を使って焼かないと焼けません。
それじゃあ、ブレスオブザワイルドなら?
松明などから火を貰い、薪に火をつけてからそこに肉をドロップすると、
焼肉が出来上がります。
ゲームだと通常、システムに合わせた手法を取らないと肉も焼けないのですが
ブレスオブザワイルドでは現実と同じ手法で調理ができるのです。
これは肉を焼くだけでなく、川や崖を渡りたいときに近くの木を切り倒して
橋にしたり、金属製の装備に雷が落ちる現象を利用して敵を倒したり…
現実で起きることがブレスオブザワイルドにも起こるので、
これを利用することが可能なんです。
そう考えると物凄いゲームですよね。
自分だけの攻略ルートで遊べる
ブレスオブザワイルドは序盤からどこへでも行くことができます。
つまり「自分だけの攻略ルートで遊べる」、ということ。
最初からどこへでも行ける、って言われても何すればいいか分からないよ…
そこは大丈夫!
何をすべきかはしっかり教えてくれますし、
どこにその目的のものがあるのか?も教えてくれます。
そこまでどう行くのか?
この道を行くにはどんな装備で挑むのが良いのか?
…と、目的を達成するためにあれやこれや考えてみるのは
非常に楽しいですよ。
また、もしゲームオーバーになってしまっても
ゲームオーバー直前に戻されるだけなので心配ご無用。
アイテムやお金を失ったりすることもありません。
チャレンジして失敗しても、その失敗から学んで
次につなげてみるのもゲームの醍醐味。
現実では中々チャレンジするのが難しいですが、
ブレスオブザワイルドはそんなチャレンジを
気軽にトライできるのも魅力のひとつなんです。
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの評価は?
ブレスオブザワイルドで出来ることは大体わかったけど、実際どんな評価なの?
今作はゼルダの伝説シリーズでも最高傑作と呼ばれており、
ゲームメディアはもちろん、ファンの方でも高評価の人が多いです。
筆者もゼルダの伝説シリーズを何作もプレイしましたが、
今作が最高傑作であることには同感です。
なぜそう感じたかの個人的な見解は2つ。
ふきだしテキスト
ゼルダの当たり前を見直したが、ゼルダらしさはしっかり残している
ブレスオブザワイルドのコンセプトは
「ゼルダの当たり前を見直す」。
例えば、リンクは今まで緑色がトレードカラーでしたが、
本作から空色の装束を身にまとっています。
また、本作からオープンワールドになったことも
エリア制が当たり前だったゼルダを見直した結果なのだそう。
しかしながら、シリーズを通して守られてきたゼルダらしさは
しっかり残されています。
例えば重要アイテムを入手したときの「テレレレ~」音や
鶏を攻撃し続けると、大量の鶏から襲われたりなどなど。
ゼルダの当たり前を見直しつつも、ゼルダらしさは残していくという
非常に厄介な問題を、制作者とユーザー双方が納得できるように
落とし込んだのは普通に考えて凄いことですよね。
オープンワールドなのに、どこを探索しても面白い
10年前は「オープンワールドにしておけばよいゲームだ」と
言われる時代がありましたが、ユーザーも次第に目が肥えてゆき
「ただオープンワールドにしただけで、これってつまらないゲームだよな」
という見方が徐々に増えました。
ゼルダと同じく人気シリーズがオープンワールドにした際、
完成度が低くて「オープンワールドにした意味がない」と言われた作品もあります。
その点、ブレスオブザワイルドはオープンワールドになっても
面白さは変わりません。
探索すればかならず成果を用意してくれているので、
「ちょっと寄り道しよう」が無限に続いてしまいます。
かなり面白いんですが、時間が溶けてしまうのだけ注意!
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドをプレイして、良かったと感じたポイント
ブレスオブザワイルドを実際にプレイして、
「これは良かったな!」と感じたポイントを3つ紹介します。
一つずつ見ていきましょう。
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フィールドやダンジョンの圧倒的なボリューム
今回のゼルダは見えている地形のほとんどを歩くことが可能です。
今作から崖登りも実装され、スタミナさえあれば
どんな高い崖でも進行することが出来るようになりました。
これにより、これまでのゼルダ作品では考えられないほどフィールドが広大に。
ポイント
平原や砂漠、河川や雪山などお馴染みのエリアもしっかり存在します。
ハイラル城や迷いの森もありますよ!
ボスが存在するエリアでは専用マップの他、神獣というそのエリアでゲットできる
アイテムを駆使して攻略するマップも登場。
さらに、フィールドのあちこちに点在する「祠(ほこら)」というミニダンジョンも
膨大な数があり、ダンジョンの内容もひとつずつ違った謎解きになっています。
このように広大なフィールドやダンジョン、ミニダンジョンが豊富に存在する
非常にボリューミーなゲームとなっています。
見知らぬ土地を”旅する”楽しさ
これまでのゼルダシリーズでは、様々なマップが存在していましたが
途中の移動はスキップされており、ダンジョンや街を行ったり来たりするだけ、
というつくりでした。
「ブレスオブザワイルド」では途中の道も自分の足で歩く必要があり、
これまでのゼルダシリーズでは中々味わえなかった旅を楽しむことが出来ます。
一見面倒くさくなっただけに見えますが、道中には敵の拠点や祠など
楽しめる要素が非常に多く、移動していくだけでも楽しめます。
また、一度アクセスした祠にはいつでもファストトラベルが可能なので、
「ここに行きたいけど、アイテム不足だから前行ったあそこに寄ってから行こう」
なんてことも可能ですよ。
ポイント
日中は徒歩で移動し、夜になったら焚き木をして夜を過ごすなんてプレイも可能。道中で見つけた祠や建築物を探索しつつ目的地に向かう寄り道プレイも最高に楽しく、本当にその世界を旅しているような感覚を味わえます。
騎乗での移動ももちろんありますよ。
また今作ではハートではなく、食べ物で体力やスタミナを回復します。
食事シーンは一瞬で終わるのが少し残念ですが、それを差し引いても
見知らぬ土地を旅する楽しさを十分に味わえるゲームとなっていました。
小さな寄り道にも必ず成果がある
今作は「お、あそこなにかありそうだな」と思って寄り道してみると、
必ずなにかしらのレアアイテムがあります。
ポイント
大抵のオープンワールドゲームは気になった場所があってもアイテムが多少ある程度なので寄り道する成果がないことも多々あるのですが、
ブレスオブザワイルドでは必ずなにかあることにビックリ。
「こんなとこを探索することも想定しているのか!」と感動する場所も沢山ありました。
それこそ、「オープンワールドのゲームって寄り道してもなにもないよなー」と
感じている人にこそブレスオブザワイルドをして欲しいと感じるほど。
今作をプレイすれば、「寄り道ってこんなに楽しいんだ!」と必ず感じて頂けるはず!
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドをプレイして、イマイチだなと感じたポイント
ここからは逆に「イマイチだな…」と感じたポイントを3つ紹介します。
人によってはつまらなく感じてしまうかも
ブレスオブザワイルドでは今までのようなゼルダにあった
これをしないと!というような目的を促すムービーが少なく、
「ゼルダを助けないと」という旨のムービーしか流れません。
また、登場キャラが明確に話してくれる目標も「ゼルダを助けて」か
「神獣を動かせ」程度のざっくりした目標になっています。
注意ポイント
ですので、今までのゼルダシリーズと比べてモチベーション維持が難しくなっています。
自身で小さな目標を設定できる方なら問題なく楽しめますが、目標設定が苦手な方だとまったく楽しめない作品だと感じました。
逆に、色々自分で考えて行動するのが好きな方であれば、
想像力を働かせることで無限に楽しむことが可能です。
また、前述したとおり現実に起こる現象を再現できるので
ちょっとしたピタ〇ラスイッチ的な遊び方も可能!
オープンワールド方式を採用すると、どうしてもこのような問題が
発生してしまうので仕方がない部分ではあるのですが。
これを許容できるかどうかで、評価がガラリと変わってしまうでしょう。
ボリュームが多いので、遊びつくすには時間が掛かる
広大なフィールド、膨大なミニダンジョンを遊べる本作ですが、
いかんせん物量が凄すぎてすべてを遊びつくすのに時間が掛かります。
ミニダンジョンに至っては半分エンドコンテンツ的な側面もあるので、
仕方がない部分もありますが・・・
初見ではまず分からない位置にあったり、特定の技がないと到達できない場所にあったりと
探すだけでも歯ごたえがあるので、是非チャレンジしてみて下さい。
武器や装備が壊れるので、お気に入りの装備が使いづらい
過去作であるスカイウォードソードから追加された武器の耐久力が
本作でも採用されており、特定の武器や装備を使い続けることが
不可能になっています。
(マスターソードは壊れませんが、一時的に使用不可能な状態になります)
注意ポイント
苦労して手に入れた武器を使おうにも、勿体なさ過ぎて使えない・・・なんてことも。
事実、僕自身のもったいない思考が発動してしまい、レア武器を全く使わないままクリアしました。
ちなみに今作では家を購入でき、武器や装備品を飾ることが可能なのですが、
シリーズ通して登場する勇者の盾「ハイリアの盾」はもったいなさ過ぎて
ずっと家に飾っていました。笑
もったいない思考が発動してしまいがちな方は、
- 次も入手できる!と割り切ってプレイする
- もったいないから使わない!を貫いてプレイする
のどちらかでプレイする!とあらかじめ決めておくと
良いかもしれません。
まとめ:初ゼルダの人でも、シリーズファンでも楽しめるオープンワールドゼルダ!
今作は開発期間が長かったこともあり
これまでのゼルダシリーズと比べボリュームが非常に多い超大作となっています。
大作と聞いてしまうと中々手が出しづらい印象がありますが、
- チュートリアルがしっかりしている
- ガイドが豊富
と非常に遊びやすい作りになっているので、ゼルダシリーズを
遊んだことがない方でも気軽に遊べるゲームとなっています。
またボリュームが豊富なこともありコストパフォーマンスも高く、
毎日1時間プレイしていても20日くらいは余裕で遊べます。
気軽に遊べて、ボリュームも豊富。
しかも面白いゲームは中々ありません。
色々なゲームを遊んできた筆者も非常に満足できる作品でした。
よろしければ是非遊んでみて下さいね。