はてな
- ラストオブアス パート２が気になっている！
- 賛否両論あるけど、実際どうなのか気になる！
という方に向けて、ラストオブアス パート２がどんなゲームなのか？
という基本的なところから、なぜ賛否両論があるのかといった細かいところまで
解説。
一部前作のネタバレや序盤のネタバレも含まれます。
ご注意ください。
もちろん、良い点、悪い点など実際に遊んだレビューを交えた
内容もありますよ！
今回も社会人ゲーマーにおすすめなのか？も紹介。
ぜひご覧ください。
ラストオブアスパート２とは？
ラストオブアス パート２はラストオブアスの続編として
ノーティドックから発売されたサバイバルホラーゲームです。
前作同様、寄生菌に感染した感染者たちと戦うのはもちろん、
敵対する人間たちとの戦いもしっかりあります。
むしろ、今作に関しては対人間の方が若干多いですね。
道中に手に入るアイテムを使って回復薬や爆弾など、
様々な道具がクラフト可能なのも健在。
回復薬と爆弾を作るのに必要な素材が被っていて
どちらかしか作れないというジレンマや、
状況に合わせて作るアイテムを考えたり、
アイテムなしで突破したりと
臨機応変な対応が必要なゲームとなっています。
さらにストーリーは前作から続いており、
前作の5年後の世界が描かれます。
前作が非常に良い出来だったため、
続編の制作が決定したときの盛り上がりは物凄く、
発売日もお祭りになりました。
しかし、いざ発売されてみると
評価は散々。
今でこそ賛否両論ですが、
発売当時は批判の方が大きかった印象があります。
ゲーム内容は非常に出来が良いが、それを上回る悪い点が目立ってしまった
サバイバルホラーとしてのゲームの出来は非常に良く、
前作のシステムを引き継ぎながら新しいクラフトができたり
武器カスタマイズ中の演出も凝っていて
ゲームプレイは非常に楽しい作品です。
しかし、それらを上回る悪い要素が目立ってしまい
プレイは楽しくても、プレイする気が萎えてしまうという
致命的な欠点をもつゲームとなってしまいました。
特に、前作をプレイしたファンだとさらに萎えてしまう要素もあり
前作ファンからは否定的な意見が多かったと記憶しています。
かく言う僕自身もヒドイ作品だとプレイした当時は感じました。
ただ、ストーリー構成がヒドイだけでゲームプレイは非常に素晴らしく、
サバイバルホラーが好きな自分としては繰り返しプレイしたいほど楽しかったのも事実。
とても奇妙な作品でした。
なぜ前作ファンから批判が？
前作は主人公であるジョエル（おじさん）とエリー（少女）の
親友でありながら親子のようでもある奇妙な愛情を前面に押し出した作品でした。
今作も前作同様、ジョエルとエリーの過酷な環境で精一杯生きながら
心温まるストーリーが楽しめるのでは？と発売前トレーラーで期待していた
方がとても多くなっていました。
しかし、ふたを開けてみると発売前トレーラーとは全く真逆の展開。
後述しますが、前作ファンでなくとも遊びたくなくなるような
ストーリー構成なのも相まって批判が集まるような感じになってしまいました。
👇問題になった原因のトレーラー
ラストオブアスパート２の評価が良い点
ここからは、ラストオブアスパート２の良い点を
紹介します。
かなり厳しいことをかなり書いていますが、
良い点がしっかりあるのも事実。
一覧はコチラ。
一つずつ見ていきましょう。
サバイバルホラーとして最高峰のゲーム性が楽しめる
悪い点が目立ってしまう本作ですが、
サバイバルホラーとしての完成度は普通に高く、
時間を忘れて遊べるほど楽しいです。
前述しましたが、
- 素材を使ったアイテム制作
- 武器のカスタマイズ
- スキルの取得
など、クラフト要素やカスタマイズ要素も豊富にあります。
バイオと同じくゾンビのような敵が出てくるのでバイオと同じなのでは？
と感じる人もいるかもしれませんが、
バイオとは違い文明崩壊後の世界ですし、
バイオのようなどでかいバケモノが出てくるわけでもなく
あくまで人間ドラマが描かれています。
バイオとは全く違うので安心してください。
また、ステルスアクションや発見されたときの銃撃戦など
緊迫感も凄いので、メタルギアのような
かくれんぼゲームが好きな人もかなり楽しめると思います。
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しんどくなるくらい心を揺さぶられるストーリー
ストーリーについても賛否両論がありますが、
これだけは言えます。
風邪をひきそうなほど心が揺さぶられる。
ショッキングなことばかり起こるので、
「嘘でしょ…」
の連続。
心を引っ掻き回されるような感覚は
中々味わえないものでした。
（内容が良いかどうかは置いといて。）
人によっては具合が悪くなるかもしれませんので、
もし購入した際は無理せずプレイしてくださいね。
PS4でもPS5並みのグラフィックが楽しめる
グラフィックの進化が凄まじく、
PS4でプレイしましたがPS5とあまり変わらない
グラフィックで楽しめました。
動作も重くないので、ゲーム側の不具合で気持ちが途切れてしまう
なんてこともなく、快適にプレイ可能。
PS4のゲームはどれも綺麗ですが、
今作はさらに綺麗なので
是非プレイして体験してみてくださいね。
ラストオブアスパート２の評価が低い点
ここからは、ラストオブアスパート２の
悪い点を紹介します。
主にストーリー部分の批判となっています。
※一部序盤のネタバレも含んでいますので、
注意してお読みください。
それでは見ていきましょう。
ストーリーの見せ方が酷く、人によってはプレイが嫌になる恐れがある
個人的に、この作品の一番の問題点がここだと感じています。
今作はエリーとアビーの2キャラを操作するのですが、
エリーとアビーの操作パートは交互に訪れます。
これがいただけない。
エリーとアビーは敵対関係であり、
アビーはエリーの復讐対象でもあります。
アビーを憎んでいるエリーの気持ちにやっと
感情移入できたと思ったら、
次のシーンではアビーの操作パートに。
そのシーンに移行するまでに、
アビーへの憎しみを持つ描写まで描かれますので、
「なんでコイツを操作しないといけないんだ」
と、プレイヤー側も腹立たしい気持ちでいっぱいになります。
アビーを操作できるんだから、プレイヤー側で死なせればいいじゃん！
と考え、操作パートでアビーを死なせてもゲームは進みません。
（ゴローは何回か試みました。笑）
気の進まないままプレイを続けることになってしまい、
これがあまり気持ちの良いものではないのも悪い点ですね。
しかもこれが1度ではなく、何度も続きます。
「復讐をするということはこういうことなんだ」
ということを描きたかったのだと感じましたが、
それであればエリーパートとしてエンディングまでプレイさせる。
そしてエンディング後にアビーパートをプレイさせる
という形でもよかったのでは、と感じました。
ゲーム部分はプレイしやすくユーザーにも配慮が見られましたが、
ここだけは製作者のエゴというか、趣味が先行しすぎている感じがしました。
と、不満をいっぱい並べましたが
プレイし終えてからストーリー全体を通してみてみると
復讐劇という点ではかなり凝ったストーリーという印象です。
また、ゲーム作品でここまで復讐劇を濃密に、生々しく描いた作品も
そうそうないので、プレイするのはアリだと思います。
ただし、ストーリーの見せ方に問題がある点にはご注意を。
発売前トレーラーの内容が誤認を招くものになっていた
これもユーザーから批判をかなり浴びたポイント。
なんと発売前のトレーラー内容が
ゲーム本編とは真逆の展開を示唆するような内容になっており、
ファンが激怒するということが起こりました。
トレーラーでは、
復讐の旅に出るエリーに付いていくような発言をするジョエル。
しかし実際は、
ジョエルが殺されてしまい、その復讐を果たすべく旅に出るエリー。
当初はエリーの恋人が殺され、その復讐を果たす内容だった、
みたいな噂もありました。
確かに、エリーの恋人が殺されたから
その復讐をするという展開よりも、
前作主人公であるジョエルが殺された方が
ユーザーと、プレイアブルキャラであるエリーを
「復讐したい」
という欲望でリンクさせることができます。
しかし、ストーリーと真逆の捉え方が出来る
トレーラーでユーザーを騙すような真似は良くないですし、
ゲームに悪い印象を与えるだけだと感じました。
残酷な表現や過激な表現がかなりある
悪い点ではなく、注意しておきたい点となっていますが、
今までの作品ではあまりなかった
残酷な表現や過激な表現がかなりあります。
殺人シーンはもちろんですが、拷問シーンや
プレイ中の敵を倒すシーンなど、様々な残虐シーンがあります。
直接的なシーンも盛りだくさんですし、
ヤバいことが行われていたという表現も満載なので、
もしプレイされる際は注意してくださいね。
社会人ゲーマーには合う？
このゲーム、かなり心理的にクるので
忙しい時や、気持ちが沈んでいるときに
プレイするのはオススメしません。
また、ボリュームもかなりあるので
年末年始やGWなどの長期連休中に集中して
プレイするのがおすすめです。
さらにテーマが復讐なので、
エンディングもスッキリせず、
モヤモヤが残るものになっています。
総評：ストーリーの見せ方だけ見るとキツイが、遊ばないのはもったいない作品
今回はラストオブアスパート２をレビューしてみました。
ゲーム内容は非常に良いのにストーリーの見せ方がヒドく、
エンディング後も後味が悪いという中々ハードな作品。
しかし、ゲーム部分は素晴らしい出来で
遊ばないのは勿体ないなーという、とても奇妙な作品でもあります。
どんなもんなのか自分で試してみたい！という方や
復讐劇を体感してみたいという方は遊んでみて欲しい作品です。
